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よく「噛む」と頭も良くなる!?食べない以外も気にしてほしい子供の食育

〜大切なのは栄養バランスだけじゃない! 子育て中の「噛む」食事の効果と実践ポイント〜

子どもたちの好きなメニューといえばカレーライス、オムライス、ハンバーグ、菓子パンなどが定番ですよね。
もちろんどれも美味しいのですが、実は子どもたちの好きなメニューの多くに共通しているのは”柔らかくて食べやすい”こと。もちろんそれは子どもだけでなく、現代人も昔に比べて柔らかいものをよく食しており、噛む回数が少なくなったことにより脳や体に与える影響も様々です。

戦前の食事は、雑穀やいも類、根菜類、高野豆腐などの乾物がよく食べられていました。これらの食事はよく噛まないと飲み込めないので、昔の人はあごをよく動かしていました。戦前の食事時間の平均は22分で、食べ終わるまでに1,420回噛んでいたそうです。

ところが現代では、欧米文化の柔らかくて美味しい食べ物が好まれており、食事時間の平均は11分で、噛む回数は620回。一回の食事での咀嚼時間、回数ともに戦前の半分ほどになっています。

8437a57aaf89a15b144b7d2c2cf58064_s 出典: 写真AC

【噛むことの効果とは】
1.子どもの歯とあごの発達に不可欠
最近は歯並びの悪い子どもや、あごが極端に細い子どもが増えてきていますが、十分に咀嚼しない為あごが発達しにくいことが原因と言われています。あごが小さくても、生えてくる歯の本数は決まっているのできちんと収まらず、歯並びが悪くなってしまうのです。歯並びが悪ければますます噛めなくなり、あごの力が育ちません。あごが正常に働かないと骨格の歪みにも繋がりかねません。

2.病気の予防になる
たくさん噛むとだ液が多く分泌されます。このだ液、実はすごい働きをしているのです。食べ物を分解するのはもちろん、免疫力を高めたり、口腔内を殺菌する成分が含まれており、唾液に含まれる消化酵素には老化や病気の原因となる活性酸素活を無毒化します。よく噛むだけで病気の予防になるのです。また、硬い食べ物は食物繊維も多く含まれていますので便秘の改善にも効果的です。

3.ホルモン分泌や脳の活性も
食事中の咀嚼やだ液が出ることによって、脳が活発に働き、一種の成長ホルモンが分泌されます。このホルモンは皮膚や歯、髪などを成長させたり、胃腸の粘膜や血管を再生するホルモンです。特に子どもの成長期にはしっかりと分泌させたい大切なホルモンですね。またこのホルモンは”若返りホルモン”とも呼ばれており、大人もよく噛むことで美肌と小顔効果が期待できます。

478df7b2a864560bf5beea2bd175443d_s 出典: 写真AC

【もっと子どもに噛んで食べてもらうには】
子どもに「よく噛んで食べなさい!」といってもなかなか実践できないもの。必然的に噛まなくてはいけない食事メニューにしてしまうのがポイントです。

1.具を大きく切る
煮物やカレーなど、できるだけ食材は大きく切るようにすればその分噛みごたえもアップ。自然とたくさん噛むようになります。圧力鍋で調理すれば具が大きくても、短時間放置でしっかり中まで火が通りますので、忙しい共働きママにおすすめです。

2.できるだけ手作りの和食中心で
和食は魚や野菜、豆などが中心でよく噛まないと食べられないものが多いので、できるだけ和食中心の食卓にしたいですね。白米に雑穀や玄米、小豆を混ぜるだけでも咀嚼回数や栄養価もアップします。どうしてもレトルト食品になってしまう時には、キャベツの千切りや、サラダだけでも手作りすることで野菜も沢山とれますね。

3.一人で食べさせない
一人で食べている(孤食)とどうしても早食いになり、好きなものしか食べない傾向にあります。出来る限り家族で食べるようにしましょう。また、何かしながらの”ながら食べ”も早食いや、よく噛まずに食べてしまうので注意が必要です。

530c9199996a4ab72d921f4a7872057c_s 出典: 写真AC

大人も子どもも、よく噛んで食べることがとても大切です。
特に子どもは、癖が一度ついてしまうと直すのが難しいので幼少期の段階から気を付けて、よく噛む習慣を身に付けていきましょう。

[参考文献]
農林水産省/ゆっくり食べる

(文:ざいまり

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