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家康と茄子 ~一富士・二鷹・三茄子~

昔からあることわざで「一富士・二鷹・三茄子」というのがあります。
これは、初夢に見ると縁起が良いとされているもので、誰もが一度は聞いた事があるでしょう。
しかし、なぜ富士山や鷹と並んで野菜である茄子が縁起の良い物とされているのか?
どういう理由があって、どのような意味が隠されているのでしょうか?
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(出典:かわいいフリー素材集 いらすとや)

家康と茄子の関係

「一富士、二鷹、三茄子」の由来には諸説あります。
徳川家康が好んだ物(富士山・鷹狩り・初物の茄子)とした説や、
駿河国の高い物(富士山・愛鷹山・初物の茄子の値段)を並べたとした説などがあります。
このことわざの起源は江戸時代に遡り、徳川家康が深く関係しているようです。

折戸の献上茄子

家康は、初物の茄子をたいへん好んでいたようで、特に折戸茄子と言われる種類の茄子を殊のほか愛していたそうです。
折戸茄子とは、静岡市清水区三保・折戸地区で栽培されている茄子。
形は丸く、大きさはテニスボール大ほど。
出荷期間:6月上旬~12月上旬
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(出典:JAしみずホームページ)

家康が大御所として駿府城にいた時に下清水村より茄子を献上したところ、家康はそれを大喜びした。
以来、下清水村では家康が亡くなるまで茄子を献上し続けたとされる逸話が残されています。
「一富士・二鷹・三茄子」の茄子は、この折戸茄子と言われています。

高価な初物の茄子

茄子は夏野菜と言われるだけあって野菜の中でも最も高温に適した種類です。
その反面寒さには大変弱く、ハウスや温室の無かった江戸時代には油紙を張った障子で囲って促成栽培を行っていたそうです。
そのため、初物の茄子は非常に値段が高かったそうです。
江戸時代の庶民にとって初物の茄子を食べる事は夢のまた夢とされていたそうです。

子孫繁栄・茄子の格言

「親の意見と茄子の花は千に一つの徒も無い」と言うことわざがあるように、
茄子は育てるのには苦労するが、
花が咲くまできちんと育てれば実を成す。
花が咲けば必ず実を結ぶ。
と言う意味から「豊かさ」・「子沢山」を表すとされています。
ちなみに、茄子を好んだ徳川家康には16人もの子供がいました。

茄子の効能・効果

1)茄子の90%以上は水分で出来ており比較的栄養価は高くないですが、ダイエットをしたい女性にはおすすめ。
2)体を冷やす効果があるので夏の時期には最適の食材。
3)カリウムを多く含んでおり、体内の余分なナトリウムを排泄する働きにより血圧を下げ、高血圧の予防に。
4)食物繊維を多く含み、腸内に発生した有害物質の排泄を促す作用により、便秘や大腸ガンの予防に。
5)アントシアニンを多く含み、抗酸化作用で血管の保護や強化による動脈硬化予防に。
また、生活習慣病の90%の原因とされる活性酸素に対して、抗酸化作用は大きな効果をもたらします。

茄子は健康に対して多くの期待が得られます。
非常に多くの栄養素を含み食卓に欠かせない食材となっています。
ちなみに、江戸時代に平均寿命が40歳前後であった時、徳川家康は75年もの永い人生を歩んでいます。
これも茄子を愛したが故の長寿に繋がっているのではないでしょうか。

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(出典:川越大師 喜多院ホームページ)

子孫繁栄・長寿をもたらしてくれる可能性が茄子と徳川家康との繋がりから分かりました。
江戸時代においては庶民では手が出せなかった初物の茄子も、現代においては手軽に食卓に並ぶ食材です。
少子化が問題視される昨今、家康に倣ってみてはいかがでしょうか。
初夢に茄子を見る事で豊かな未来を築ければ良いですね。

(文・江原直明)

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