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手が冷たい人は心が温かい?ウソ?ホント?

答え: ホント!

こんな話を聞いたことがありますか?
寿司職人の師匠が弟子を選ぶ時に、握手をして、手がひんやりと感じる人を選びます。
理由は、手が冷たい人ほどシャリが温まらず寿司の味が落ちないからだそうです。

生理学的に考えると、手の冷たい人の多くは手に汗をかいていることが多く、「手に汗を握る」という表現があるように、人間は緊張したときに手や足の裏、脇のエクリン汗腺から発汗します。よって手に汗をかいてひんやりとしている人は、緊張感の高い人、敏感な人、びっくりしやすい人、ひいては他人の言うことをよく聞く人(素直なお弟子さん?)と見ることができます。その意味では、手が冷たい人ほど感受性が強く他人に気を遣うわけなので「心が温かい」と言えるのかもしれませんね。

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出典: 写真AC

また、ベテランの寿司職人やパティシエは手の温度が状況によって低温に変わることがあるそうです。
朝、自宅を出るときは普通の体温ですが、市場に行くと手の温度が16℃まで下がり、店に戻って寿司を握るときには20℃になり、休憩や食事のときにはまた体温に戻るのです。
何でも10年以上寿司を握っているとそういう低温の手になるそうですが、はじめのうちは冷たい水に手をつけて温度を下げる訓練もするそうです。

これはエステティシャンやマッサージを生業にしている人も同様で、人の身体に触らせていただくので、逆に手が暖かくなくてはなりません。
わたしは極度の末端冷え性なので若い頃は、施術前にお湯に手をつけたり、ホッカイロで先に暖めておいたり、指先を動かし血流をよくして温めたりしていました。
今では施術前に指を動かしているとすぐに手が温かくなり、お客様に触れてからは自分の手が暑いくらいになります。温度を上げる訓練ですね。

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出典: 写真AC

とはいえ「冷えは万病の元」と言われるように
血行が悪くなることでおこる、肩こりや膀胱炎、婦人科系疾患、不眠・・・
代謝が悪くなることでおこる、肥満、うつ、浮腫み、倦怠感、老化・・・
免疫低下でおこる、感染症、アレルギー、ガン・・・
など身体が冷えていてよいことはありません。

そこで実際、低体温のわたしが平熱35.6℃→36.7℃まで体温が上がった簡単な方法をご紹介します。

1.常温以下の飲み物はさける
よくモデルさんも実践している方法で、最近ではコンビニでも常温のミネラルウォーターが置いてあるようになりましたね。
CAFÉでお茶するときも、HOTか氷抜きでお願いします。
また、カフェインは身体を冷やす作用がありますのでコーヒーを飲みたい場合はカフェインレスコーヒーか紅茶を頼みましょう。体調や気分に合わせてハーブティーをセレクトするのも楽しいです。
コーヒーが大好きで1日3杯は飲んでいたわたしが、この方法に変えただけで生理痛が劇的に改善しました。

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出典: 写真AC

2.白砂糖は極力さける
「白砂糖が身体を冷やす」というのは最近よく耳にします。
なぜでしょう。主な理由は2つほどあります。
まず精製された白砂糖の過剰摂取は血糖値を急上昇させます。血糖値が急上昇するとインスリンが大量分泌されて血糖値を急降下させ、元の状態へ戻そうとします。急激な血糖値の低下は体温も低下させ、極度の空腹感が襲います。
また私たちの体は脂肪を燃やすときに熱を発して、その熱で体の温度を保っていますが、インスリンが多いと脂肪の分解が妨げられてしまいます。そうすると脂肪を燃やせない=熱の発生が低下することとなり、十分な体温を作り出せなくなります。

20代前半のダイエット中だった頃、「朝だったら消費されるから大丈夫なはず!」と朝ご飯代わりにケーキやお菓子を食べていました。しかし、2.3時間もたつといきなりお腹が空いてきてお昼までもたずに、またチョコや飴などの甘いものでしのぐという生活をし、結果痩せませんでした。

第2の理由は砂糖の過剰摂取は多くのビタミンB類を消費するため、血液がドロドロになり、冷えが発生するというものです。ビタミンB郡は炭水化物・脂質・たんぱく質をうまくエネルギーに変換する潤滑油の役割をしています。体内のビタミンB郡が足りなくなると食べたものがエネルギーに変換されなくなり、結果、脂肪として身体に溜まってしまうのです。

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出典: 写真AC

では甘いものが食べたい時はどうしたら?いいの?

まずは朝お菓子をヨーグルト+サツマイモに変えました。
お酢や乳製品、豆類、食物繊維はGI値を下げる効果があり、サツマイモは白米よりもGI値が低くビタミンも豊富で、血糖値もゆるやかに上げてくれます。腹持ちもよくスイートポテトのような味になるのでとっても美味しいですよ。

または、成分無調整豆乳に純正のココアと黒砂糖又は蜂蜜、甘酒を入れて飲んでいます。
ココアには生姜よりも身体を長時間温める作用があり、精製されていない黒砂糖や天然甘味のはちみつ、甘酒は血糖値をゆるやかに上げてくれます。チョコレートが食べたくなった時もこれで乗り切れます。

どうしても、ケーキや和菓子を食べたいときには食後か、一緒にコーヒーや緑茶をいただきましょう。
煮物や料理に甘み出した時は、出汁やみりん、黒砂糖を使用しています。野菜本来の味も味わえますので是非試してみてください。

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出典: 写真AC

他にも身体を冷やす野菜、温める野菜、身体を冷やさない食べ方もありますのでまた別の機会にご紹介しますね。

(文:ざいまり

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