導入事例|株式会社湖池屋

オフィス間の食の格差をどう解消?湖池屋が選んだ“設置型社食”の効果とは / 株式会社湖池屋

スナック菓子の製造・販売でおなじみの株式会社湖池屋。同社の原宿にあるオフィスでも、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入していただいています。

一見、食環境には課題のなさそうな立地ですが、原宿オフィスならではの課題があるそうです。株式会社湖池屋がOFFICE DE YASAIの導入に至った背景や、実際の効果や反響について詳しくお話を伺いました。

 

株式会社湖池屋にインタビュー

— 会社の事業内容について教えてください。

創業は1953年、当社はポテトチップスをはじめとしたスナック菓子の製造・販売を行っています。2016年10月1日に組織再編を実施し、創業の原点である「株式会社湖池屋」の社名を引き継ぎました。

本社を東京都板橋区成増と渋谷区神宮前に構え、製造拠点を含めると、従業員数はおよそ1,000名にのぼります。渋谷区神宮前の原宿オフィスには常時60〜70名ほどが在籍しています。ただ、原宿オフィスと成増オフィスで行き来することもあり、そのため原宿オフィスには最大で100名ほどが滞在することもあります。

 

— オフィスの働き方についても教えてください。

完全なリモートワークは難しいのですが、在宅勤務は制度として導入しており、上限の範囲内で調整しながら働くスタイルが定着しています。オフィスは部門ごとに分かれてはいますが、部門内でさらにオフィスが分かれるケースもあり、働き方は多様です。

 

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入のきっかけと目的

— 導入前にはどんな課題があったのでしょうか?

2023年に原宿オフィスを新設した当初、「原宿ランチ」も楽しみの一つとして想定していました。しかし、実際には原宿の飲食店は価格が高く、ランチに1,000円以上かかるのが当たり前という現実に直面しました。会社から食事手当なども出していましたが、それでもお財布事情は厳しい状況です。

一方、成増オフィスには社食があり、温かくバランスのとれた食事がとれる環境が整っていました。それにより、両拠点の間で“食の格差”が生まれていたのです。このギャップについて、会社として対応の必要性を感じていました。

 

— 他にも、課題として挙がっていたことはありましたか?

近隣の飲食店は混雑していることが多く、昼時には長蛇の列ができることも珍しくありません。原宿という立地上、観光客の方も多く、コンビニも常に混雑しています。キッチンカーもあるのですが、価格は800〜900円と決して安くはありません。

そういった背景から、従業員満足度の向上誰もが健康的で無理なく昼食を取れる環境を整えたいという思いが高まり、社内で設置型社食サービスの導入が検討され始めました。

 

— どのようなサービスを検討されたのですか?

お弁当のデリバリーや他社の設置型社食サービスも複数検討しました。展示会にも足を運び、比較検討を重ねた結果、最終的に選ばれたのが「OFFICE DE YASAI」でした。

 

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入の決め手は?

— 最終的にOFFICE DE YASAIを選んだ理由は何でしたか?

最大の決め手は「生野菜が食べられる」点でした。ほかのサービスは惣菜系が多く、食事そのものの代替となるようなサービスでした。成増オフィスには食堂がありますが食事手当はありません。原宿オフィスは食堂がなく食事手当があります。

そのため、原宿オフィスで安価な惣菜を提供すると、かえって食環境の差を強調してしまう可能性がありました。そこで、会社として不平等にならないよう惣菜ではない食事を提供できるサービスにした、という背景があります。

また、OFFICE DE YASAIは「お昼ごはん」だけでなく、「朝ごはん」や「小腹満たし」といった多様なニーズに対応できる点も魅力でした。料金面でもコストパフォーマンスが良く、配送頻度が高い(週1〜2回)こともよかったです。定期的にメンテナンスが行われ、運用面での手間がかからないという点も大きなポイントですね。

 

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入後の効果とは

— 実際に導入してみて、どんな変化がありましたか?

若手社員から「導入してくれてありがとう」と直接言われることも多く、感想を共有してくれることが増えました。「焼きいも、おいしかったです」などといった一言が、担当者として何より嬉しい瞬間です。

弊社ではランチミーティングをするケースもあり、そういった場面でも活用されております。早朝や残業時の軽食として使う人も多く、従業員のさまざまなタイミングにフィットしていると感じています。

 

— 社内周知はどのように行いましたか?

トライアルの段階から社内アンケートを実施していたため、取り組みを通じて自然と社内認知が広まっていきました。チャットやメールでの告知も効果的でしたし、無料サンプルを提供してくれていたため、サンプルをもらいに行くついでに商品を買うといったケースもありましたね。無料配布をメールで周知した時の反応はすごくよかったですし、「無料サンプルがあるよ」と声をかけることで再周知にもつながりました。

 

— 現在の利用状況について教えてください。

発注数の9割以上が消化されており、3月〜4月にかけてはほぼ完売状態が続いていました。ゴールデンウィーク中は若干落ち着きましたが、それ以外の期間は非常に好調です。現在は100円商品を中心に発注しており、価格面での手軽さも利用率を高めている要因です。

 

— 人気商品TOP3は?

1位がミニサラダ、2位が焼きいも、3位がカットりんごです。そのほか、オムレツや卵系も人気ですね。手軽に食べやすいサンドイッチにも根強いファンがいます。

 

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を導入した感想

— 導入してみての率直な感想を教えてください。

従業員からの反応もよく、「導入してよかった」と感じています。特に健康面での貢献度や時短効果が大きく、ミニサラダなどは朝のちょっとした時間にもぴったりですね。生鮮食品なので消費期限は2日程度と短いですが、発注数の工夫で対応可能な範囲です。

 

— 今後の展望や期待する効果について教えてください。

今後も引き続き、従業員の健康維持に役立つよう活用していきたいと考えています。「会社が食生活にも寄り添ってくれている」という実感が、従業員満足度の向上にもつながっていると感じます。

 

— 同業他社へのおすすめポイントがあれば教えてください。

コンビニでも200〜300円はかかる中、100円で新鮮な野菜やフルーツがオフィスにいながら手に入るのはかなり魅力的です。とくに若手社員が多く、自炊が難しい従業員を多く抱える企業にはぴったりなサービスだと感じます。福利厚生のPRポイントにもなるので、新卒採用にも好影響があると思います。

 

まとめ

「OFFICE DE YASAI」の導入によって、株式会社湖池屋では原宿オフィスならではの食環境の課題にうまく対応し、従業員の健康支援と満足度向上という二軸を両立させています。多忙なビジネスパーソンにとって、“ちょっと嬉しい”が詰まったこのサービスは、単なる置き型社食の枠を超え、働き方改革や健康経営の一助としても高く評価されています。

「健康的なオフィス環境を整えたい」「福利厚生を充実させたい」とお考えの企業は、ぜひOFFICE DE YASAIをチェックしてみてくださいね。