健康経営を導入する企業が増える中、「何から始めればよいのか?」と悩む方も多くいらっしゃいます。そんな中、今回お話を伺ったのは、全国の主要都市に事業所を構える大手旅行会社・阪急交通社です。
ツアーやクルーズなど、多彩な旅の提案を手がける同社では、コロナ禍を経て従業員の働き方や食生活に対する意識も変化してきたそうです。その結果、新たに導入されたのが、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」です。健康経営を推進する同社は、どのような理由でOFFICE DE YASAIの導入に至ったのでしょうか。
今回は、導入のきっかけから実際の利用状況、そして今後の期待まで、担当の方にたっぷりお話を伺いました。
株式会社阪急交通社にインタビュー
— まずは会社の概要について教えてください。
弊社は、阪神ホールディングスグループの一員で、国内・海外問わず様々なツアーや旅行サービスを提供していています。最近では豪華客船のクルーズツアーも人気で、KHD東京ビル内には専用カウンターも設けています。
全国で約3,000名の従業員が在籍しています。札幌から沖縄まで、全国の主要都市に事業所があり、KHD東京ビルには約300名が勤務しています。全体の男女比は3:7と女性社員の割合が高いですね。KHD東京ビルでは、男女比はほぼ同数です。
— 新橋オフィス(KHD東京ビル)はどのような雰囲気ですか?
10階建ての自社ビルで、1〜5階までは阪急交通社、6〜9階は同じグループの阪急阪神エクスプレスが入っています。10階は以前喫煙室だったスペースをフリースペース兼リフレッシュルームに改装しました。1階には受付、2階は旅行説明会場、3階がクルーズカウンターと、フロアごとに特徴があります。
新橋という立地もあり、周辺には飲食店も多いのですが、出社率が高い分、社内での食事環境も整えていきたいと考えていました。5階にリフレッシュルームを新たに設置したため、今はそちらにOFFICE DE YASAIの冷蔵庫を設置しています。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入のきっかけと目的
— OFFICE DE YASAIの導入を検討された背景を教えてください。
弊社では2018年頃から健康経営の推進に取り組んできました。過去には他の福利厚生サービスも使っていたのですが、事業所も多い分、利用にばらつきが出てしまった点や当時の世情も重なり、サービス自体を廃止してしまったこともあります。
全国どこでも同じように展開できるサービスを探していたところ、「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」に出会いました。健康経営度調査で「食」に関する項目がなかなかクリアできていなかったこともあり、OFFICE DE YASAIなら拠点に関係なく導入できるという点が魅力でした。ちょうどリフレッシュルームの設置を予定していたタイミングだったので、それをきっかけに導入を決めました。
— 導入の決め手はなんだったのでしょう?
野菜をもっと手軽に食べてほしい、健康を「自分事」として捉えてほしいという思いが一番です。実は「夕飯はコンビニの揚げ物だけ」という従業員もいまして……。やはり、健康の三大要素のひとつである食について、ちゃんと野菜を摂れる環境を社内で整えたいと思っていました。
他の設置型社食サービスも比較検討しましたが、健康経営を意識していたこともあり、メインディッシュ中心のものより、野菜を手軽に補えるようなサービスを優先しました。
また、惣菜系のサービスだと電子レンジの利用が多くなり、混雑がネックになりそうだと感じていました。そうなるとせっかくの休憩時間が有意義に過ごせなくなってしまいますよね。その点、OFFICE DE YASAIは冷蔵のままでもおいしく食べられる商品が多く、オフィスに導入するにはぴったりでした。価格も手頃ですし、全国展開にも対応していたので、まずは新橋と埼玉の事業所から導入を始めています。
— 実際の導入プランはどのようなものですか?
冷蔵の「オフィスでやさい」プランを導入しています。選んでいる商品は100円〜200円台のサラダや果物、軽食などが中心です。従業員が気軽に手に取れる価格帯で、かつなるべくヘルシーな商品を選ぶようにしています。リフレッシュルームの“目玉コンテンツ”としても、ちょうどよかったですね。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入後の効果
— 実際に導入してみて、社内の反応はいかがでしたか?
想像以上に好評でした!納品日は火曜日と木曜日なのですが、「今日は何が届いた?」と話題になるほどです。導入当初は納品時間に合わせて列ができたこともあり、即日完売になることもありました。あまりに人気で、「買い占めないでね!」というポスターを貼ったくらいです(笑)。
野菜や果物って、コンビニで買うと割高になりがちですよね。でも、社内で100円で買えるなら…と、気軽に手が伸びているようです。結果として、健康への意識も自然と高まっているようで、導入していない事業所からは「うちにも入れたいな」と声が上がっています。
— 社内周知はどのように行ったのですか?
導入前に社内イントラネットでしっかり告知したので、その後はリフレッシュルーム内のポスターで十分伝わりました。「火・木に納品されるよ」とポスターにしっかり書いてあるので、みんな納品日はちゃんと把握しています。あとは、YASAI PAYの通知も上手く活用されているようですね。
— 利用状況はいかがでしょうか?
かなり順調ですね。納品日の夕方にはほぼ完売していて、「食べたかったけど買えなかった」という声もあるほどです。商品によっては入荷後すぐになくなってしまいます。
— 人気メニューを教えてください!
社内での人気TOP3は、しっとりなめらか焼きいも・ミニサラダ・サンドイッチです。特に焼きいもは本当に人気で、入荷直後に売り切れてしまうことも珍しくありません。
私個人は低糖質クロワッサンとフルーツボックスが好きですね。フルーツボックスは入荷したら買いたいと思うのですが、いつも売り切れていてなかなか買えないんですよ。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を導入した感想
— サービスの感想をお聞かせください
「こんなにラクなんだ!」が正直な感想です。これまでにも仕出し弁当を取り入れたことがありましたが、現金管理が手間だったり、食べる時間が限られていたりと運用の難しさがありました。
その点、OFFICE DE YASAIはYASAI PAYでのキャッシュレス決済で管理が簡単ですし、廃棄が出てしまった場合には回収もしてもらえるので、本当にストレスがないです。社内でも「これいいね!」という声が多くて、導入してよかったと心から思っています。
— 福利厚生としてのアピールにもつながっていますか?
そうですね。例えば、食事券の配布などでは何に使われているかわからないですし、結果的にアルコールやカップラーメン等など健康と直結しないものの購入に使われる可能性も高いです。その点、OFFICE DE YASAIは“目に見える福利厚生”として伝わりやすく、会社としても健康経営にしっかり取り組んでいるという姿勢を示せるのが魅力ですね。
まとめ
阪急交通社では、社内で手軽に野菜や果物をとれる環境があるだけで、こんなにも従業員の意識が変わるものなのだと、OFFICE DE YASAIの導入によって実感できたとのこと。
また同社では、従業員の健康支援だけでなく、リフレッシュルームでの自然なコミュニケーションのきっかけにもなっているそうです。
今後はさらに他の事業所への展開も検討しているとのことで、多くの従業員の健康支援に繋がることが期待されています。
「健康経営って難しそう…」と思っている企業の方も多いはずですが、OFFICE DE YASAIでは無料トライアルもあるため、導入のハードルは高くありません。従業員の満足度も高いサービスですので、ぜひ一度OFFICE DE YASAIを試してみてはいかがでしょうか。