SNSマーケティングやコンサルティングなど、スピード感と柔軟性が求められる現場では、従業員のライフスタイルや健康管理にも新たな工夫が必要になっています。特に若い従業員の多い企業では、偏った食生活への課題を抱えるケースも少なくありません。
今回は、金融コンサルティングを中心に全国で事業を展開するブロードマインド株式会社にインタビューを実施しました。
新卒採用が活発で、若手従業員が多く在籍する同社が「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入した背景や、導入後に感じたリアルな変化について詳しくお話を伺いました。
ブロードマインド株式会社にインタビュー
―まずは、御社の事業や従業員構成について教えてください。
弊社は、保険や住宅ローン、証券、不動産といった金融分野を横断的に扱う金融コンサルティング企業です。
東京本社をはじめ、大阪・名古屋・金沢・福岡・四国に拠点があり、アルバイトを含めると全体でおよそ500名(うち本社は約300名)が在籍しています。
毎年新卒を20~40名ほど採用していることもあり、従業員は若手が多いのが特徴です。全体の平均年齢は30代前半ですが、メインの職種である営業職(コンサルタント職)においては27歳前後となっています。
―オフィスの立地や周辺の食環境はいかがですか?
渋谷駅から程近い渋谷サクラステージに本社があり、コンビニや飲食店にも恵まれています。
ただ、どこもお昼時は非常に混雑していて、タイミングを逃すと食事を後回しにしてしまう従業員も少なくありません。
―貴社独自の福利厚生制度についても教えてください。
福利厚生としては、以下のような取り組みを行っています。
・ベネフィット・ステーションへの加入
・空気清浄機の設置
・宅配弁当の導入(手軽なランチ支援)
健康支援としては、
・女性の乳がん・子宮がん検診を年齢制限なく実施
・インフルエンザ予防接種を全従業員に無料提供
などを実施しています。さらに社内交流として、
・誕生月ごとに実施する「リスペクトナイト」
・従業員同士で“推し社員”を紹介しあう会
・ビアガーデンイベント
・恵比寿オフィス退去時の「さよなら会」
など、ユニークな社内イベントも多数行っています。「リスペクトナイト」は、従業員数の増加に伴い、部署をまたいだ交流が減ってきたことから、社内コミュニケーションの活性化を目的に開催しています。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入のきっかけと目的
――「OFFICE DE YASAI」を導入された背景を教えてください。
従業員の食生活に不安を感じていたのが一番のきっかけです。
当社は新卒採用に力を入れており、今年は40名ほどの若手が入社しました。一人暮らしの従業員も多く、朝食を抜いたり、昼食をカップ麺で済ませたりする習慣が見られました。また、営業職は飲み会に参加する機会も多く、どうしても不摂生になりがちです。
若い世代が多いとはいえ、体重の増加傾向や健康診断の結果に課題が見え始めていたことと、新卒採用者に長期活躍してほしいという気持ちもあり、2年ほど前から会社として健康経営を強化することにしました。
その一環として、普段の食事から見直せる環境を整えようと「OFFICE DE YASAI」の導入を決めました。
―導入前の昼食スタイルにはどのような傾向がありましたか?
業務中はオンラインで1時間刻みに予定を入れているため、その隙間時間に食事をすることが多い状況です。スケジュールが詰まっている従業員は、合間を縫って5〜10分でランチを済ませることもありました。
外に出られる人はまだ良いのですが、カップ麺とおにぎり、あるいはパンだけで済ませる人もいて、栄養バランスの偏りが課題でした。
ー導入中のプランとなぜそのプランを選んでいただいたのかお聞かせください。
「メインの食事に“ちょい足し”でサラダやフルーツがあるだけでも変わるはず」という思いから、生鮮食品中心の「やさいプラン」を選びました。
一人暮らしだと生野菜は使いきれないこともあり、生鮮食品を買う機会が減ってしまいがちです。そのため、「オフィスにくるだけで健康になれる」といった状態にできればと思っていました。
ーOFFICE DE YASAI以外のサービスも検討されましたか?
他のサービスも見てはいましたが、「健康」をメインに検討していたので、ほぼOFFICE DE YASAI一択で進めることになりました。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入後の効果とは
―導入してみて、どのような変化がありましたか?
想像以上に従業員の反応が良かったです。
「サラダチキンがボリュームもあって100円でお得」などの声があり、男性従業員に人気ですね。おやつ代わりにサラダチキンを選ぶ人も出てきました。
また、女性従業員の間では、朝のフルーツやサラダで気分が上がるという声が目立ちました。「丁寧な暮らしをしている気がして、仕事のモチベーションも上がる」といった感想も聞いています。
単に「小腹が減った時のおやつ」ではなく、「今日はOFFICE DE YASAIが入荷しているから」という理由で選択する人も増えています。
―社内への浸透・周知はどのように進めましたか?
導入時には、アプリ「YASAI PAY」の利用方法を本社向けに案内しました。
クーポンを配布したこともあって、多くの従業員がアプリを導入し、アプリの通知で入荷情報をチェックして活用しています。
また、利用導線も自然になるよう工夫しました。社内にはリフレッシュルームという福利厚生エリアがあり、コーヒーを取りに来たついでにOFFICE DE YASAIの冷蔵庫が視界に入るようになっています。
結果として、OFFICE DE YASAIはほぼ完売状態が続いているほど、利用が定着しています。
―人気のメニューはありますか?
サラダチキン、フルーツ、サンドイッチ、R-1(飲むヨーグルト)などが好評です。
中には「家からお米だけ持ってきて、OFFICE DE YASAIでおかずを買う」という従業員もいます。
今後OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)に期待することとは
―今後のOFFICE DE YASAIに期待することはありますか?
基本的に導入の手間が少なく、とても満足しています。
オフィス移転とあわせて導入したのですが、冷蔵庫に届いた商品を入れるだけなので、総務部門のオペレーション負荷もほとんどないのがありがたいですね。
今後は「ブロッコリーのカップサラダ」のような、さらにヘルシーで手軽な商品があるとうれしいです。
まとめ
「従業員が健康で長く活躍できる環境をつくりたい」――。
その思いから始まったブロードマインド株式会社の健康経営。
その取り組みは、単なる“福利厚生”にとどまらず、従業員の意識や行動そのものにポジティブな変化をもたらしています。OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)は、そんな変化のきっかけをつくる一歩となったようです。
「オフィスに来るだけで、自然と健康になれる」。そんな未来を実現できるOFFICE DE YASAIを、ぜひ一度試してみてください。