導入事例|コーナン建設株式会社

「社員の健康」が企業の持続的な成長に欠かせない要素であるという認識が高まる中、従業員の健康増進や福利厚生の充実を図る「健康経営」に取り組む企業が近年増加しています。そんな中、建設業として地域社会に貢献するコーナン建設株式会社では、従業員数291名を抱える企業として、社員の健康を第一に考えた独自の福利厚生を模索されていました。

今回は、大阪に本社を構え、関西・関東圏で事業を展開されるコーナン建設株式会社の「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」の導入のきっかけや目的、そして導入後の具体的な効果についてお聞きしてみました。

 

コーナン建設株式会社にインタビュー

— まずは御社の会社概要について教えてください。

弊社は関西圏と首都圏を中心とする総合建設業で建築の企画から設計、施工、アフターケアリニューアルまでトータルにサービスを提供しています。

 

— 従業員数や男女比はいかがでしょうか?

現在、社員数は291名です。本社が大阪にあり、関西圏では本店や阪神支店、神戸支店など4つの拠点を展開しています。また、関東圏には東京支社と横浜支店の2拠点があり、全国で合計6拠点で事業を行っております。

男女比については、建設業という業種の特性上、男性社員が8割となります。

 

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入のきっかけと目的

 

— OFFICE DE YASAIを導入される前に、社員様の食生活や健康に関して、何か課題を感じていらっしゃいましたか?

はい。企業として「健康経営」を推進していくにあたり、いくつかの課題がありました。特に、従業員の健康維持や満足度をさらに向上させたいという思いが強く、それに伴う生産性の向上にも繋がればと考えていました。

そこで、何か新しい福利厚生の形で、社員の健康をサポートできるようなサービスを社内で検討した結果、設置型の社食サービスに辿り着きました。

 

— 導入前の社員の皆様のランチ事情はどのような感じでしたか?

社員のランチ事情はかなりバラバラでしたね。およそ3分の1ほどの社員がお弁当を持参していて、残りの3分の1は近くのコンビニで買って済ませることが多かったです。そして残りの3分の1は、会社の近くにある飲食店で外食をするという形でした。

 

— さまざまなサービスがある中で、OFFICE DE YASAIに決めた一番の目的や決め手は何でしたか?

会社としては、心身ともに健康な職場づくりを目指すという明確な目的がありました。従業員の健康維持や健康意識の向上を目的として、福利厚生を充実させ、さらに健康経営優良法人の認定取得も目指そうという計画があったことから、OFFICE DE YASAIの導入を決定しました。

比較検討したサービスは、他社の設置型社食サービスも3社ほどありました。初期費用や月額利用料などを考慮しましたが、最終的な決め手は「2ヶ月間の無料トライアル」です。トライアル期間中に社員の利用状況や受け入れ体制を検証することができ、本導入後もスムーズに運用できるという確信が持てました。トライアル期間がなかった他社の設置型社食サービスと比べて、この点は非常に大きなメリットでした。

 

— OFFICE DE YASAIを選んだ理由についてもお聞かせください。

コンビニでお弁当を買う際に、それだけで済ませるのではなく、「もう一品、健康的なものをプラスしたい」というニーズが社内にあったからです。例えば、コンビニ弁当に揚げ物ではなく、スムージーやカットフルーツ、サラダチキンといったヘルシーな商品を気軽に加えることができ、手軽に健康的な食生活を送るきっかけになると考えました。

メインのおかずよりも、軽食や健康志向の食品を求める社員のニーズに、OFFICE DE YASAIが一番マッチしていました。

 

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入後の効果

— OFFICE DE YASAIを導入したことで、具体的にどのような効果があったと感じていらっしゃいますか?

導入後、まず感じたのは「社員の健康意識の改善」です。これまで気軽に手を出していたコンビニの揚げ物やスナック菓子ではなく、飲むヨーグルトなどの乳製品、サラダチキン、野菜などの健康的な商品を選ぶ社員が明らかに増えました。また、日頃から飲む機会があまりなかった男性社員もスムージーを手に取るようになったりと、社員の食生活が少しずつ変わってきていることを実感しています。

また、社内コミュニケーションの活性化も大きな効果でした。オフィスに設置された冷蔵庫の周りに自然と社員が集まり、商品を選びながら「これ美味しいよね」「新商品が出てるよ」といった会話が生まれるようになりました。部署や役職を超えて会話が弾むようになり、社内の雰囲気が以前よりも明るくなったと感じています。

 

— 社内への周知はどのように行われましたか?

継続的に利用してもらうために、社員の意見を取り入れることを重視しました。社内イントラネットを活用して、年に2〜3回ほどアンケートを実施しています。社員が「どんな商品が欲しいか」や「こんな商品があると嬉しい」といった要望を直接聞くことで、サービスの満足度向上と同時に、自然な形でサービスの周知にも繋がっています。

 

— サービスの利用状況はいかがでしょうか?

直近のアンケート結果では、約6割の社員が利用しているという結果でした。支払い方法は現金は使えないようにしており、その点でハードルが高いという声もあったり、お弁当を持参する社員もいる中で、6割という利用率は高いと手応えを感じています。

 

— 社内で人気の商品や、みなさまが個人的に気に入っている商品も教えていただけますか。

会社全体で一番人気な商品は「R-1」と「飲むヨーグルト」です。やはり飲み物系がすぐになくなります。次に「豆乳プリン」や「スムージー」もよく売れています。

 

▼インタビューにご参加いただいた皆様にも、お一人ずつ好きな商品についてお話しいただきました。

「私は飲むヨーグルトが好きです。」

「期間限定で出ていたマルチビタミンのスムージーがすごく美味しかったです。」

「ドライフルーツやパウチゼリーも好きで、もっと色々な味のバリエーションが増えると嬉しいなと思っています。」

「私は飲むアサイーボールを買っています。」

「ドライフルーツを水につけて飲むと美味しいとパッケージの裏面に書いてあったので、その方法で楽しんでいます。」

「サラダチキンが好きです。薄切りで食べやすいサイズなのがちょうど良いです。コンビニで売っているものだと分厚すぎるものが多いので、この食べやすさが気に入っています。」

 

今後のOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)活用について

— 今後、OFFICE DE YASAIに期待していることはありますか?

OFFICE DE YASAIを利用することで、従業員の健康意識のさらなる向上と食生活の改善に期待しています。また、現在は本社のみの導入ですが、これを皮切りに他の拠点にもこうした福利厚生の取り組みを広げていきたいと考えています。本社が先行して新しい福利厚生を導入し、実践していることで、他の拠点でも自発的に社員の満足度向上につながる取り組みを考えてもらえたら嬉しいです。

 

— 最後に、同業の建設業者様にもおすすめできるポイントがあれば教えてください。

建設業界は、他の業種と比べて肥満率が高いというデータを目にしたことがあります。仕事柄、食事の時間が不規則になったり、ストレスも溜まりやすかったりするため、健康管理が課題になりがちです。また、男性社員の割合が多く、日頃から健康に気を配る機会が少ないという側面もあります。

OFFICE DE YASAIを導入することで、そうした社員の方々が手軽に健康的な商品を手に取ることができ、健康意識を高めるきっかけになります。建設業の健康課題を解決し、社員の健康状況を改善するのにこの社食サービスは非常に役立つと感じています。

 

まとめ

今回のインタビューを通じて、コーナン建設株式会社様が従業員の健康増進と働きやすい環境づくりに真摯に向き合っている姿勢が伺えました。OFFICE DE YASAIの導入は、その第一歩であり、単なる福利厚生に留まらず、社員の健康意識の向上や部署を超えたコミュニケーションの活性化にもつながると言えそうです。

トライアル期間を有効活用することで導入を成功させ、社員の意見を定期的に取り入れることで、サービスをより定着させている点も、導入を検討されている方に参考になる点ではないでしょうか。

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