今回インタビューしたのは、デニム製造業を営むコトセン株式会社です。新築された新事務所を「従業員みんなが集える場所」にしたいという想いから、新たな福利厚生として「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入いただきました。
岡山県倉敷市児島という地域で、デニム製造という歴史ある事業を展開するコトセン株式会社が、なぜ、そしてどのようにして設置型社食を導入し、活用されているのか。その背景や具体的な効果について、詳しくお話をお聞きしました。
コトセン株式会社にインタビュー

— 会社の概要についてお聞かせください。
コトセン株式会社は、昭和50年(1975年)に創業し、デニム製品をはじめとする各種原布の整理加工、衣料用繊維製品の製造販売などを行っている会社です。所在地は岡山県倉敷市児島で、「ジーンズの街」ならではの地域産業に根差しています。現在の従業員数は26名で、男女比はだいたい男性6:女性4といったところです。
— オフィス周辺の食環境について教えてください。
オフィス周辺にはコンビニやスーパーがあるので、惣菜やお弁当などを購入することは可能です。飲食店については、気軽に歩いていける距離にはあまりありませんが、従業員は基本的に車移動なので、休憩時間内に外食することも物理的には可能です。ただ、時間的な制約はあります。
— 独自の福利厚生の取り組みがあれば教えてください。
半期に一度(年に2回)、従業員みんなで食事会を開催しています。その他、各種保険制度は充実していますね。
また、働く時に着用するユニフォームには特にこだわっています。従業員にヒアリングを行い、オリジナルのユニフォームを作成しており、コトセンで加工した生地を使用して、仕事がしやすく、かつモチベーションが上がるようなデザインにしています。これは「ジーンズの街」ならではの地産地消ユニフォームで、身近な縫製工場で作ることで、「働くを楽しむ服を提供したい」という想いを実現しています。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入のきっかけと目的

— 導入前のお食事はどのようにされていましたか?また、導入のきっかけも併せてお聞かせください。
導入前は、コロナ禍の影響もあり、食事はそれぞれの従業員が間合いを見ながら、各々好きなものを食べているという状況でした。長テーブルとパイプ椅子がある場所で、他の人と被らない時間を見計らって食事を摂るような形です。
車でコンビニへ買いに行ったり、家からお弁当を持ってきている人もいましたし、コロナ禍には車の中で食事を摂る人もいましたね。みんなで一緒に食べるという雰囲気ではありませんでした。
今回、新事務所を新築するにあたり、「みんなでご飯を食べられるように」というコンセプトが強くありました。
以前は食事をする場所が限られていたこともあり、新事務所の狙いを達成するためには、従業員が集える仕組みがマストだと考えたんです。その手段として、何かトピックス的なものも兼ねて、みんなで食べることを促進するきっかけになればと、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)をトライアルで導入してみることにしました。
— どのような効果を目的として導入いただきましたか?
一番の目的は「コミュニケーションの活性化」です。社長の「みんなに食堂へ集ってほしい」という強い想いもありました。メインの食事として利用しているケースが多いですが、サブメニューも人気があり、朝食やおやつなどにも活用されています。
今では、従業員にとってOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)はすっかり馴染んで、ライフラインのような存在になっている感じがしますね。もしも解約したら「あれよかったのに」って言われると思います(笑)。
— OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)以外のサービスも検討されましたか?
実は、設置型社食という仕組み自体を導入前に知らなかったため、事前にリサーチしているわけではなく、特に比較検討はしませんでした。
— OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を導入することになった決め手について教えてください。
やはり、「想像していたよりも美味しい」という声が多かったことが大きな決め手です。そして、会社が福利厚生として補助をしてくれることで、普通はこの価格では買えない、健康的で美味しい食事が手軽に購入できる点も大きいです。最初は懐疑的だったメンバーも数名いましたが、実際に食べてみてからは、よく利用するようになっています。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)導入後の効果

— 導入によってどのような効果がありましたか。
社長の「みんなに食堂へ集ってほしい」という思いで導入したので、その目的は達成していると感じています。「何食べてるの?」「これ美味しかったよ」「またそれ食べてる〜」など、共通の話題が生まれることで、自然とコミュニケーションのきっかけになっています。
— 納品やサービス導入の周知はどのようにされていますか?
導入後の今は、特に周知をしなくても、みんなもう納品日を把握しています。冷蔵品は月曜日、冷凍品は月初に届くのですが、納品日になるとみんなが冷蔵庫・冷凍庫にやってきます。
発注については、毎月5日に出るメニュー表を印刷して、各部門に配布し、欲しいものをヒアリングしています。従業員のリクエストを把握して発注しているので、新商品にトライしてみて余るものはあるものの、基本的には残ることはありません。消費期限が近くなると、グループLINEで通知するようにしているので、そうすると誰かしらが買ってくれます。
— 人気の商品TOP3を教えてください。
冷蔵品だと、豆乳プリンや飲むヨーグルトが特に人気です。冷凍品では、ビーフンやパスタ・うどんなどの麺類がよく出ていますね。
— オリジナルの冷蔵庫、冷凍庫の運用方法があれば教えてください。
お金の支払い忘れがないように、会社でiPadを準備して設置しています。そのiPadに「お支払いをお願いします」といったメッセージを常に表示させています。また、消費期限が近いものなどもiPadで表示させて、購入を促しています。

OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を導入した感想
— OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)のサービスについての感想をお聞かせください。
元々、新事務所への導入は「新しいことに取り組む」ということと、「従業員が集まれる場所にしたい」という目的がありました。新しい取り組みは社内を明るい雰囲気にしますが、このような仕組みは従業員の協力がないと成り立たないと考えています。その協力をみんなでできるかどうかが、私にとってのトライアルでした。
結果として、従業員が協力してくれて、人間関係も生まれ、本業の仕事と違うところで考えたり感じたりするところがあり、この取り組みは成功していると思っています。
OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)については、現状維持ではなく、ぜひ新しい提案をいただき、それに弊社も一緒にチャレンジしていくことで、相乗効果で良くなっていきたいと考えています。
— 同業他社へおすすめできるポイントがございましたら教えてください。
会社に来られた他企業の社長さんや従業員の方には、積極的にOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)を紹介するようにしています。設置型社食という仕組みが、まだまだ世の中に浸透していないので、皆さんとても興味津々ですね。
なかなかチャレンジングな取り組みだと思うので、経営者の方は「失敗したくない」という気持ちから導入に足踏みするかもしれませんが、ぜひトライしてみていただきたいです。従業員は「欲しい」と言ってくれるサービスだと思います。
まとめ
コトセン株式会社は、新事務所の開設というタイミングを活かし、「従業員が集い、コミュニケーションが生まれる場所」を作ることを目的に「OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)」を導入しました。導入の決め手となったのは、トライアルで判明した商品の「美味しさ」と、会社補助による「手軽さ・健康的であること」です。
導入後は、狙い通りに食堂に人が集まるようになり、食事を共通の話題としたコミュニケーションが活性化しています。「トライすることが大事」という前向きな姿勢で導入されたOFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)は、今や従業員の食生活を支える「ライフライン」となり、社内の雰囲気を明るくする重要な役割を果たしています。歴史あるデニム製造業においても、柔軟な発想で新しい福利厚生を取り入れ、従業員満足度の向上と健康経営に繋げている好事例と言えるでしょう。
コトセン株式会社様の事例を参考に、貴社の従業員満足度向上やコミュニケーション活性化のために、OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)の導入を検討してみませんか?OFFICE DE YASAI(オフィスで野菜)のサービスについて、さらに詳しく知りたい点があればお気軽にお問い合わせください。